ワーホリ/オーストラリア

わたし誰!?アレルギーで顔が、、、オーストラリアのマンゴーファームでは絶対に働かないで。

こんにちは!新婚旅行で世界一周中。タビワライフの涼です。

 

もし、いまマンゴーファームで働くことに興味を持ってこのブログを見てくれた人がいるなら伝えます。

 

絶対にやめたほうがいいです!

 

というより

 

やめてください!死にますよ!

 

わたしはオーストラリアのマンゴーファームで働いていた時、マンゴーアレルギーになりました。

 

顔の原型がなくなりました。

太陽の光をあびれなくなりました。

歩くこともできなくなりました。

 

あの時の出来事は、わたしが今まで生きてきた中で一番辛かったです。

 

もう一度言います!

 

マンゴーファームでは働かないでください。

 

※閲覧注意

途中、アンパンマンに負けないくらい腫れたわたしの酷い顔やアレルギー症状の写真があります。

見たくない方はここで読むのをやめてくださいね😭




マンゴーアレルギーって?

マンゴーアレルギー?そんなアレルギーあるの?

 

マンゴアレルギーなんてあまり聞かないですよね。

わたしも最初はあまり信じていませんでした。

 

マンゴーの木はウルシ科の木です。

ウルシってかぶれやすいって聞いたことないですか?

 

マンゴーにはカルドールマンゴールというウルシに似た成分が入っています。

 

その成分がアレルギーを引き起こす原因になっています。

 

マンゴーを食べた2日後くらいに口の周りにアレルギー症状が現れたり、

ひどい時にはアナフィラキシーショックや、気管支喘息の発作など命にかかわることになります。

 

マンゴーはとても毒性が強い果物です。

アレルギーには十分注意が必要なのです。

 

マンゴアレルギーの症状

 

  • 目が充血する
  • 接触部分に発疹、水疱ができる
  • くしゃみ、咳、鼻水が出る
  • 唇、口の周りの腫れたり赤くなったりする
  • 喉がイガイガしたりかゆみが出る

 

重症化すると

  • 呼吸困難
  • アナフィラキシーショック

 

最悪の場合、命を落とす危険性もあります。

 

※アナフィラキシーショックとは?

アレルギーによって血圧が低下したり意識を失ったりすること。

最悪の場合、死に至る。

 

日本人がマンゴーアレルギーになる確率

日本人は欧米人に比べ、マンゴーを食べる(触れる)機会が少ないため、免疫が少なくアレルギーを起こす可能性がすごく高い。

 

当初、わたしが働いていたマンゴーファームには日本人が8名ほどいました。

 

アレルギーの強弱は人それぞれでしたが、日本人8名のうち7名がマンゴーアレルギーになりました。

その中でもわたしのアレルギーはトップクラスでした。

 

病院に行った時のドクターにもびっくりされたことが自慢です。えっへん!*.·

 

食べていないのにどうしてアレルギーに?

わたしは働いている間、マンゴーを食べたわけではありません。

収穫するマンゴーはまだ緑色で固くて食べられる状態ではありません。

 

では、どうしてアレルギーを起こしたのでしょうか。

 

それはマンゴーの枝と実の切り口から出る樹液である「マンゴーサップ」が原因です。

 

マンゴーを収穫する時に枝からマンゴーの実を採るのですが、その瞬間にピュッとマンゴーサップが飛びます。

このマンゴーサップがとても毒性が強く、直接皮膚にかかると黒ずんでしまい火傷の跡のようになります。

 

マンゴーファームでは、長袖長ズボンに顔も出来る限り隠して働いていました。

でもそれでもたまにピュッとかかるんです。

 

かかったと気づいた瞬間に作業を中断し水で洗うように言われていましたが、気づかないうちにかかってしまっていたこともあったと思います。

 

わたしの経験からいうと、全くマンゴーサップをあびないというのは不可能です。

 

マンゴーアレルギーの辛さ

わたしはマンゴーファームで働き始めてちょうど一週間後に発症しました。

 

潜伏期間

マンゴーを食べた場合

直後に発症する人もいれば、2〜3日後に発症する人もいます。

 

マンゴーサップがかかった場合

マンゴーサップに触れてから約1週間後に発症すると言われています。

 

顔の原型がなくなりました。

働き始めて1週間。

その日も普通にマンゴーファームでマンゴーのピッキングをしていました。

 

すると、、、

 

私:かゆい…顔がかゆい…

 

40度を超える炎天下の中働いていたので日焼けかな?と思ってそのまま働き続けました。

 

昼休み。

 

夫:涼!顔がめっちゃ赤い!

 

夫がわたしの顔の変化に気付きました。

 

ですが、あまり深く考えずに午後からも仕事を続けました。

 

仕事が終わる頃にはかゆさでじっとしていられないほど辛くなっていました。

 

帰宅して鏡に映った自分の顔を見てすぐにマンゴーアレルギーだとわかりました。

すぐにシャワーを浴びて洗い流し、様子を見ることにしました。

 

夜中。

 

ん?なにこれ?

 

夜中4時頃に目が覚めました。

 

その時自分に起こった異変に気がつきました。

 

目があかない。

 

慌てて2段ベッドの上で寝ている夫を手探りで起こしました。

 

そして真っ暗の部屋で携帯のライトを顔に当ててもらいました。

 

えっ!?だれ?

 

誰だかわからないくらい腫れ上がっていました。

 

もともとパンパンなんじゃないの?

と言われないために比較できる写真も載せておきます。w

 

もともと丸顔ではありますが、アンパンマンほどではありません。(アンパンマン🙏)

 

※閲覧注意

本当にすごいです。

 

汚い話になりますが、毛穴から角質が自然に出てくるくらい顔が腫れあがりました。

腫れすぎてかゆいを通り越してかなり痛かったです。

 

今だから笑い話になっていますが、夫はいつも言います。

 

化け物だったと。w

 

ちなみに当時書いていたアメブロでこの写真を載せたら友達からこんなメールが届きました。

 

広がり続けるアレルギー

マンゴーアレルギーは顔だけにとどまりませんでした。

 

顔の次は足。

足の次は手。

とちょっとずつちょっとずつ広がっていきました。

 

これだけアレルギーがひどかったのに、アナフィラキシーショックや呼吸困難にならなかったのが奇跡だったと思います。

 

当初はそんなことを考えている余裕はなかったのですが、今たまに考えて眠れなくなります。

 

太陽の光をあびれなくなりました。

これだけひどいアレルギーにかかってしまったので、ステロイド治療が始まりました。

 

飲み薬に塗り薬。

アレルギーの広がりが止まらないので、ドクターに処方された大量のステロイドを毎日使っていました。

 

ステロイドはとても強い薬です。

その分副作用も強いです。

 

ステロイドを塗ってた部分を太陽の光に浴びせると色素沈着を起こします。

ただでさえ皮膚の色もすっかり変わって黒ずんでいるのに、もうこれ以上の色素沈着は避けたいと太陽の出ている昼間は外出を控えました。

 

歩くこともできなくなりました。

これは発症してから数日たった頃の写真です。

顔の次に足に出てきたアレルギー。

顔は意外と1週間ほどで腫れは徐々に退いていきましたが、足は本当にしぶとかった。

 

よく見えないかもしれませんが、象の足のように固くパンパンに腫れ上がっています。

 

病院にいった帰り道。

太陽も沈んだ頃だったので宿まで1kmほどゆっくりと歩いて帰ることにしました。

 

ですが、100mほど歩いた時には体が温まり血のめぐりが良くなったせいかパンパンの足がさらに腫れだしたんです。

 

もう痛くて痛くて。

歩けないだけでなく、その場に立っていることさえツラい状況でした。

 

そんなわたしを見た夫はすぐに通りかかった車を呼び止めてくれて、家まで運んでくれました。

 

夜中に痛みとかゆみで寝れなくて、治る気配が全くなくもう嫌だと泣いて泣いてどうしようもない時もありました。

 

約2ヶ月間休養しました。

病院には計5回ほど通いました。

 

発症から1ヶ月くらい経って、もうそろそろ治ったかな?とほんの少しお酒を飲んだらこうなりました。

 

特に足はひどくて、すごく治りが遅かった。

色素沈着に関しては1年以上消えませんでした

 

結果、約2ヶ月間はじっと宿で過ごしていました。

 

オーストラリアは物価が高く、こんなひどいアレルギーが発症してしまったのでもう帰国しようかとも思いました。

 

でもここで終わりたくないと思い耐え、2ヶ月後くらいから少しずつ働き始めることができました。




マンゴーアレルギー発症による後遺症

マンゴーアレルギーの発症をきっかけにいろいろ支障が出てきました。

 

大好きなマンゴーが食べられない

わたしは果物の中でマンゴーが一番好きでした。

なのに食べられなくなりました。

 

一度発症したアレルギーはまた起こる可能性があります。

 

マンゴーを収穫する時にかかったマンゴーサップでマンゴーアレルギーを発症したのですが、

マンゴーを食べてもまたアレルギーを起こす可能性があるので食べることができません。

 

正確に言うと、大好きだったマンゴーをもう食べたいと思えないほど辛い経験でした。

 

ラテックス(ゴム)アレルギー発症

マンゴーアレルギー発症の後にオーストラリアのカナーボンという場所で働いていた時、ゴム手袋で手が痒くなることに気がつきました。

 

もともと前職の看護師だった時もゴム手袋をしていましたが、アレルギーが出たことはありませんでした。

 

ゴムに含まれるアレルゲンとよく似た成分がマンゴーにも含まれています。

 

はっきりとしたことは言えませんが、マンゴーアレルギー発症を機にゴム製品にも反応するようになってしまったのかもしれません。

 

謎のアレルギー発症

これはマンゴーアレルギーの発症がきっかけかどうかは正直わかりませんが、

現在、謎のアレルギーが起こるようになりました。

 

それは、刺激によって起こるアレルギーです。

 

例えば、ちょっと腕がかゆいなと腕を掻いたとします。

すると5分後には掻いたあとの皮膚に発疹が現れます。

 

1日お風呂に入れない時は、汗で背中が痒くなって掻くと発疹が現れ、

かゆさも増してさらに掻いての繰り返し。

 

背中は驚きの発疹まみれになります。

 

草むらに座ったら、草が当たった箇所は発疹ができます。

 

▽ペンキをがズボンの上に落としてしまい、染み込んだペンキの成分に皮膚が反応しました。

 

顔だけは掻いても発疹がでないのが救いですが、顔以外のすべてはちょっとした刺激によって発疹が出るようになりました。

 

これは日本に帰国した時に皮膚科を受診しようと思います。

※関西でおすすめの病院を知っている方は教えてほしいです

 

絶対にマンゴーファームで働かないで

ここまで読んでくださったあなた。

きっとマンゴーファームで働くことをやめてくれると思います。

 

わたしは当時オーストラリアに行ったばかりで、仕事を早く見つけたいととても焦っていました。

 

結果、約2ヶ月何もできなくなりました。

そして今もアレルギーと戦っています。

 

絶対にマンゴーファームでは働かないでください。

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございました😊

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