こんにちは!タビワライフの涼(妻)です。
突然ですが、国際キャッシュカードとキャッシングの詳しい違いってわかりますか?
どちらも海外のATMから現金を引き出す手段なのですが、この2つの違いってすごく難しくないですか?
キャッシングって何?
国際キャッシュカードって何?
キャッシングと国際キャッシュってどう違うの?
キャッシュ…キャッシング…。
私も旅に出るまでわからないことだらけでしたが、2年以上旅を続けてきてやっと説明できるところまできました。
図を使ってゆっくり説明していきたいと思います。
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国際キャッシュカードって?

まず、国際キャッシュカードについてです。
国際キャッシュカードは「国際」という言葉がついているだけで、実はあなたが普段日本で使っている銀行のキャッシュカードと同じです。
日本でお金が必要になったらみずほ銀行や三菱東京UFJ銀行などのキャッシュカードでを使ってATMから引き出しますよね。
それと一緒です。
そのあなたが使っている日本のキャッシュカードの「海外でも使える版」が国際キャッシュカード。
ここまではとても簡単ですよね。
国際キャッシュカードの落とし穴は手数料が高いこと!
日本の銀行のキャッシュカードを利用してお金を引き出す場合、時間指定内に指定されたATMを利用すれば手数料は無料です。
平日のお昼にみずほ銀行のキャッシュカードを使って、みずほ銀行のATMからお金を引き出しても手数料はかかりませんよね。
ですが、国際キャッシュカードはどの国でどんな時間にお金を引き出そうとしても必ず手数料がかかります。
この手数料が高いのです。だから国際キャッシュカードはおすすめできません。
では、実際なにに手数料がかかっているのでしょうか。
ATM利用手数料

ATM利用手数料とは海外のATMを利用するためにかかる手数料です。
これはATMによって様々ですが、1回の利用につき108円〜数百円かかります。
為替手数料

まず為替手数料って何?というあなた。
為替手数料とは、日本円を外貨に交換するときに金融機関に支払う手数料をいいます。
フランスでお金をおろしたらユーロが出てきますよね。
それは日本の口座内にある日本円をユーロに交換しているからです。
その日本円から外貨に交換する際にかかる手数料のことを為替手数料と呼びます。

為替手数料はキャッシュカードの種類によって違いますが、だいたいの国際キャッシュカードは4%の手数料がかかります。
簡単な例をあげてみます。
フランスで300ユーロのお金を引き出したいとします。
300ユーロは日本円にすると約40,000円になります。(今はかなり円安ですね…)
40,000円引き出すのに4%の為替手数料がかかります。
40,000円×4%=1,600円
1,600円の為替手数料がかかります。
ATM手数料が仮に1回108円だとして、為替手数料の1,600円を足して1,708円の手数料がかかることになります。

300ユーロ(約40,000円)引き出すだけで1,708円も手数料を支払うなんて馬鹿馬鹿しいですよね。
これまでの説明を見てわかるように、国際キャッシュカードは手数料が高すぎます。
国際キャッシュカードのメリットは管理しやすいこと
国際キャッシュカードを使うと、日本のあなたの銀行口座からすぐに引き落とされます。
海外でお金を引き出すってかなり勇気がいりますよね。
でも、すぐにあなたの銀行口座で正しい金額が引き落とされているかを確認することができます。
これはすごく不安が取り除かれるんですよね。
でも!はっきり言います。
国際キャッシュカードでの現金引き出しはしないでください!損です。
では、次にキャッシングの説明にいきます。
キャッシングって?
キャッシングの方がすこし難しいです。でもこれがわかればすべて謎が解けます。
キャッシングとはクレジットカードを利用した、クレジットカード会社への借金のことです。
借金!?
とびっくりするかもしれませんが怖くはありません。
ゆっくりと説明していきます。
買い物をするとき、クレジットカードを使って支払うことってありますよね。
それは一度忘れてください。
クレジットカードには、お買い物ができる機能の他に「海外キャッシング」という機能があります。
私のクレジットカードの詳細です。
※クレジットカードによっては海外キャッシング機能がついているものとないものがあります。
海外キャッシング枠が30万円と書かれていますよね。
月に30万円までキャッシング(クレジットカード会社へ借金)できますよ。
という意味です。
簡単な例を出して説明していきます。
2017 年10月20日。
フランスに行ったときに300ユーロ(約40,000円)現金で必要になり、クレジットカードを利用してキャッシングすることにしました。
ATMにクレジットカードを挿入して300ユーロをキャッシングしました。
これは2017年10月20日からクレジットカード会社に300ユーロ借金している。ということになります。

キャッシングは手数料ではなく利息がかかる
クレジットカード会社に300ユーロ借金している。
つまり、それがどういうことかといいますと、借金ですから「利息」がかかるということになります。
「利息」と聞くと怖い借金取りのおじさんをイメージしてしまいますが安心してください。
300ユーロ程度では大した利息はつきません。
ここからが大事なポイントです!
ここをわかっていなくて損をしている人が多いです。ここをわかれば海外で損をすることがなくなります。
どのくらい利息がつくのかを理解しましょう
まず、あなたのクレジットカード情報に書かれている「年利」とチェックしてください。
私のクレジットカード情報はこちらです。

この「年利」というのは、1年間借金を返済しなかった場合にかかる利息はどのくらいかを示しています。
私のクレジットカードの年利は18%と記されています。
18%?高ッ!と思いそうですが、「年利」なので1年間借金し続けた場合にかかる利息です。
すぐに返済すれば利息も安くなります。
1日で返済した場合を考えてみましょう。
1日で返済した場合
1年は365日なので365日で割ります。
18%(年利)÷365日= 約0.05%
この約0.05%という数字が、キャッシングしたその日に返済した場合にかかる利息を表しています。
10,000円キャッシングしたら、1日にかかる利息は
10,000円×0.05%=約5円。
10,000円キャッシングをしてその日のうちに返済すれば、利息は5円です。30日間借金していても150円です。
え?たったの5円?
って思いませんでした?
そうです。
「借金」「利息」ってだけで怖いイメージを持ちますが、きちんと計算して理解をすれば何も怖くはありません。
さっきの例に合わせて考えてみましょう。
2017 年10月20日。
フランスに行ったときに300ユーロ現金で必要になり、クレジットカードを利用してキャッシングすることにしました。
まず、クレジットカードの締切日をチェックしてください。
2017年10月20日にキャッシングをしたら、翌月の2017年11月末日である30日に締切られるということになります。
つまり、10月20日〜11月30日までの42日間、クレジットカード会社に300ユーロ(約40,000)の借金をするということになります。

では、先ほどの計算式に当てはめてみましょう。
1年間の利息なので、1ヶ月で返済した場合
0.18%÷365日=約0.05%
40,000円(300ユーロ)×0.05%=約20円
1日にかかる利息は約20円ということがわかります。
42日間借金をすることになるので、1日分の利息×42日で計算すると
約20円×42日=840円
300ユーロ(約40,000円)に対して、利息は約840円ということになります。

※海外キャッシングもATM手数料が1回につき108円〜数百円かかります。
つまり国際キャッシュカードとキャッシングの違いは…?
ここまでの説明でなんとなくわかった方も多いと思います。
でもややこしいですよね。
ここでもう一度比較してみてみましょう。
国際キャッシュカード
国際キャッシュカードは自分で預けたお金を海外で引き出す。
あくまでもあなた自身のお金を引き出すことになります。
ですが、引き出す際にATM手数料と為替手数料がかかります。

海外キャッシング
キャッシングはつまりは借金です。
クレジットカードの支払いが来るまでクレジットカード会社に借金することになります。
つまり、利息がかかります。

結局どっちが得ってこと?
先ほどの計算でわかると思いますが、ズバリ言います。
キャッシングの方が得です。というより国際キャッシュカードでの利用がめちゃくちゃ損です。
キャッシング=クレジットカード会社への借金なので損なイメージがありますが、キャッシングの方が得です。
最後に
ここまでじっくり読んでくださった方は、だいぶ疲れましたよね。
でも、知らないうちにたくさんの手数料を支払うなんてもったいない!
これから海外旅行に行かれる際に現金が必要になったときは是非海外キャッシングを利用してみてください。
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最後まで読んでくれてありがとうございました!