アジア

チェンナイからハンピまでの列車移動で床で寝ることになった。

 

今までは旅の中の移動って
あまり好きじゃなかったけど

 

 

インドの移動はすごく好き。

 

 

とくにバスよりも列車!

 

 

レトロというか
おじさん臭いというか

なんともいえない
インドならではの味があって

私は列車移動が
とても好きになっていた。

 

 

でもインドに来て初めて
夜行列車に乗った時

 

 

何も知らない私たちは
辛い経験をすることになった。

 




 

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チェンナイからハンピへの移動

DSC_0139

 

チェンナイからハンピへの列車移動は

 

 

チェンナイセントラル駅→ティルパティ駅
(140km  約4時間)

ティルパティ駅→ホスペット駅
(450km  約8時間)

 

 

ホスペット駅からハンピまでは
15kmほど離れているので
昼間は市バス
夜中や早朝はリキシャ(市内まで100ルピーで行けた)
バンピまで行くことができる

 

 

 

インドは列車のシステムが複雑すぎる

 

インドの列車に乗るためには
列車のチケットを事前に購入しなければないらない

 

 

ジェネラル切符と呼ばれる
指定席ではない普通の乗車券と

FullSizeRender 11写メ)指定席のないジェネラル車両

 

 

座席指定できる(椅子タイプやベッドタイプなど選択可)
特別な乗車券のチケットがある。

 

DSC_0119スリーパーと呼ばれる車両で一人1つベッドを確保することができる。

 

 

 

私たちは初めての夜行列車体験だったので
インドの列車のルールなど何も知らずに

 

 

いろんな人に
「ハンピに行きたい!」とだけ伝えて

 

 

言われた通りの場所に行って

言われた通りに
ハンピまでのチケットを購入した。

 

 

私たちの席がない!

 

 

チェンナイからティルパティまでは
昼間の列車だったので

人もそこまで多くなく
空いている席に座って
すんなりと行くことができた。

 

ティルパティ駅で
1時間ほど待機し

21時になって
ティルパティからハンピ行きの列車に乗り込んだ

 

 

私たちは
チケットの見方なんてなんにも知らないから

 

 

飛び乗って
空いている席に座った。

 

 

席を確保できて
喜んでいた時

 

 

とある家族が私たちをみて
なんやら家族会議らしきことをしている。

 

 

FullSizeRender 12写メ)ゴチャゴチャしている列車の車両内

 

 

そして私たちに話しかけてきた。

英語ではなく
現地の言葉で話しているから

何もわからないんやけど

 

 

とりあえず
私たちは座っている席から
移動しなければいけない空気は
感じられた。

 

 

私たちは
わけもわからないまま

違う空いている席を探そうとするけど
なんだか座れない雰囲気…

 

 

このあたりで
やっと気づいた。

 

 

私たちの買ったチケットでは

席に座ることができない。

 

 

インドの列車のシステム

 

 

インドの列車は
列車にもよるけど

 

 

1等、2等、スリーパー、シート

など車両によってクラスが分かれている。

 

 

クラスによって値段も変わってくる。

 

 

長距離列車などで
寝るための席を確保したければ

 

 

駅の普通のチケット売り場ではなくて
予約専用のチケットカウンターに
行かなければならないみたい。

 

 

もしジェネラルと呼ばれる
指定席のないチケットを購入した時には

 

 

ジェネラルクラスの車両で
寝るためのベッドはなく

 

 

空いている椅子を確保して
硬い椅子で一夜を過ごすことになる。

 

FullSizeRender写メ)こんなところで一夜過ごすのはかなりキツイ。

 

 

列車の床で一夜を過ごした8時間

 

そのインドの列車のシステムに気づいた場所は
予約が必要なスリーパークラス。

 

 

どこにジェネラル車両があるのかもわからないし
廊下には 人 人 人 !!

 写メ)大きなバックパックを持って移動はキツイ。

 

 

簡単に車両を移動することもできない。

 

 

日本の新幹線で例えるなら
指定席のチケットがないのに

指定席の車両をウロウロして

自由席車両がどこかわからず
指定席車両から移動できない状態。

 

 

しかも夜行列車で目的地まで8時間

朝を迎えるまでを想像すると
辛すぎる…

 

 

そんな立ち往生している私たちを
救ってくれたのはインド人だった。

 

 

いつも助けてくれるのはインド人

 

私たちが出会ったインドの男性5人組も
同じくジェネラルのチケットで
スリーパークラスに乗り込んだ人たち。
(彼らはきっと意図的に 笑)

 

 

彼らは
どこにも居場所のない私たちに

 

「大丈夫。少しの間待ってたらいいから」

 

って英語で伝えてくれた。

 

 

きっと彼らの作戦は

誰かが降りたら
その空いた席を確保する

という単純な作戦だろう…

 

 

でも…

席が空いて
彼らが席を確保しに行ったと思ったら

 

 

すぐに新たに人が乗ってきて
すぐに撤去…笑
(こういうシステムはしっかりしてるのねインド)

 

 

そんなことしてたら
車掌さんがやってきて

チケット見せて とのこと

 

 

私たちのチケットでは
このスリーパー車両にはいれないから

 

 

なんか言われてるんやけど
イマイチよくわからなかったら

 

 

5人組の彼らが話してくれて
うまいこと話しをまとめてくれたようで

 

 

結果
彼らが車両を移動して

 

 

私たちをこの車両に
残してくれた。

 

 

その後
席が空くことはなく

 

 

このまま
車両と車両の間の
トイレ臭いスペースで
朝を迎えるのかと

途方に暮れていたら

 

 

またあの5人組の男性が
帰ってきた

 

「No problem!」

 

ずっと
私たちを気にかけてくれる。

 

 

0時を超えて日付が変わっても
席が空くことはなかった。

 

 

そんな私たちを見て
彼らは

スリーパー席に寝ている人に何か話しかけている。

 

 

その後
私たちに言ってきたのが

 

「ここで寝ていいよ。」

 

って
席と席の間の床を
指差している。

 

DSC_0126席と席の間の床。

 

 

彼らは
自分の席もないのに

私たちが寝れるように
色々考えてくれて

席に寝ている人にまで頼んでくれて

 

 

床で寝るなんて
全く抵抗がなかったわけじゃないけど

 

 

彼らの気持ちが
すごく嬉しかった。

 

 

荷物を放っておいて
眠るわけにはいかないから

 

 

私だけ
床で寝させてもらった。

 

IMG_2529写メ)最初こうやって座って寝てたけど

FullSizeRender 8写メ)結局床に転がった。よく見えないけど足とお尻が薄っすら…(笑)

 

 

その間
大地くんはずっと
空いている場所に
座って荷物を見ていてくれて

 

 

夜中に
交代しようって言っても

 

「涼は寝てて」

 

 

と言って
ずっと荷物を見ていてくれた。

 

 

朝5時になって
無事目的地である
ホスペットまでたどり着いた。

 

 

私たちを助けてくれた彼らは
ずっと車両と車両の間で
寝ていたみたい。

 

 

自分たちよりも
私たちを優先させてくれて

 

 

本当に
優しい優しい人やった。

 

 

ずっと起きててくれた大地くんにも
申し訳ない気持ちと
有難うという気持ちでいっぱい。

 

 

席がない夜行列車は
なかなかしんどいものやったけど

 

 

彼らから
すごくあたたかいものを
感じさせてもらいました。

 

 

「新婚旅行で世界一周」って
響きはなんだか良いけど

 

 

実際は試練がたくさんあって
楽しいことばかりではない。笑

 

 

でも
また一つ
強くなれたき気がする。

 




 

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