こんにちは!タビワライフの涼(妻)です。
旅の中で出会う人に必ず聞かれることがあります。
それは、
「ケンカってしますか?」
「ケンカしないように見える!」と言われることもありますが、、、
ケンカします!毎日ケンカします。これでもかってくらいします。
でもケンカを悪いことだとは思っていません。
ケンカは私たち夫婦には必要なことだと思っています。
毎日ケンカします!いや、毎時間!?
小さな言い合いや気分のぶつけ合いなどを合わせたら、
毎時間ケンカしてるんじゃないか?!
ってくらいケンカしています。笑
内容は本当にしょうもないことばかり。
24時間365日一緒にいるので、ちょっとしたことが相手にとっては気に食わなかったりします。
この前はトルコで夜ご飯を食べる時にケンカしました。
レストランのどこの席に座るかというしょうもないことでケンカ。
あまり入り口付近には座りたくない私と入り口付近に座りたい夫とのケンカです。
でもケンカの内容ってどうでもよくて、ただ意地の張り合いになっていることが多いです。
仲直りするためにはケンカの魅力を知ることが大切
ケンカをしたらイライラするし疲れるし良いことがないように感じますが、ケンカには魅力がたくさんあると思っています。
ケンカすることに魅力があるのだとしたら、ケンカすることも仲直りすることも意味があると思えるようになります。
魅力①ケンカは大切なコミュニケーションのひとつ
フィリピンで英語留学をした時に、ケンカは私たちには必要なんだと学びました。
英語留学では日本語禁止のスパルタ学校に入学したので、2ヶ月半の間夫と日本語を話すことを禁じられました。
自分たちの意思で入学したものの、日本語を話せない、思いを感情を伝えきれないということは想像以上に苦しいものでした。
そして、
感じている辛さや葛藤をうまく言葉にすることができない。
自分はこう思っているのに、夫は何を思っているのかがわからない。
次第に、うまく伝えられない苛立ちを感じるくらいなら、、、と
私たちの中に会話がどんどんなくなっていきました。
言葉の不自由な生活は私たちの距離を遠ざけて行きました。
この経験で「思いを伝えられるってすばらしい」「ケンカできるってすばらしい」と思えるようになりました。
ケンカは「相手にわかってほしい」という心の表れです。我慢して自分の中で溜め込むより「わかってほしい」という思いをぶつけた方が相手との距離が近づくと思います。
魅力② 感情をすべて出せるということ
友達の前では絶対に出さないような態度を私たち夫婦間では出します。
24時間365日一緒にいると、理由なくイライラすることだってあります。
私はお腹が空いた時と、眠い時は機嫌が悪くなります。
感情を抑えようとがんばってもイライラしてしまいます。
眠たくても寝れない。お腹が空きすぎて、でも今食べることができない。
そんな時はイライラが出てきて夫に八つ当たりします。笑
人間は感情がある生きものです。泣きたくなる時もイライラする時もあります。
時には周りなんか気にせず我慢せずに感情を吐き出したくなります。
そんな時は私は夫にぶつけます。遠慮なくぶつけます。
悪いことばかりではなく、嬉しさも、喜びも、感動も感情をストレートに伝えるということはすごく大切なことです。
私たちは新婚旅行という生活の中で喜怒哀楽をぶつけあったり、一緒に感じたりすることに意味があると考えています。
魅力③ 相手の感情を受け入れるということ
自分が夫に感情をぶつけたりしているせいか、夫の感情も受け入れられるようになってきました。
人間は喜怒哀楽のある生きものです。
今はイライラしている時なんだな。
今はそっとしておいてほしい時なんだな。
夫はもともと落ち着いていますが、
男性より女性の方が感情的といいますが、私たち夫婦はまさにそうだと実感しています。
所詮、夫婦も他人。「違い」はおもしろい!
私と夫の性格は正反対といってもいいくらい違います。
自分たちでもびっくりするほど真逆なことが多いです。
私たちは24時間365日一緒にいる生活を2年半以上していますが、いまだにわからないことだらけです。
きっとどんな人間同士だって完璧にわかりあえる時なんて一生来ないと思います。
だからこそ、向き合う必要があります。知る楽しさがあります。
なんでわかってくれないの?なんでそんなこと言うの?
という場面はたくさんありますが、それは「わかってほしい」「わかり合いたい」と思っているからで相手のことを大切に思うからこそ現れる感情。
「違う」ことなんて違う人間なんだから当たり前だと思うようになれば、「自分にないものを知れる」「そんな考え方があるんだ」と新しい発見があっておもしろくなります。
ケンカを魅力に感じることで、ケンカすることを恐れなくなります。ケンカする度にお互いが分かり合えているように感じます。
仲直りするために大切にしていること

ケンカは毎日していますが、仲直りするスピードは早いです。
1時間以上続くケンカはありません。
ケンカした時に、早く仲直りするための秘策を紹介します。笑
1、夫のことを呼び捨てにしない
これは結婚する前から決めていました。
私は京都に生まれ、普段関西弁で話します。
口喧嘩になった時に関西弁で怒るとキツい言い方に聞こえてしまいます。
だからちょっとでも穏やかにケンカできるように「君付け」で呼ぶことに決めました。
どれだけ怒っていても「大地!!!」って怒るより「大地くん!!!」って怒る方が柔らかい気がしています。笑
どんなにムカついても絶対に呼び捨てにすることはないです。
2、ケンカ中に飛び交う言葉は信じない
ケンカする時に、ひどいことを言ってしまったり、ひどいことを言われて傷つくことはあります。
でも、ケンカ中に言われて傷ついたことはあまり気にしません。
なぜなら、傷つける言葉を言ってしまった本人が一番傷ついているのがわかるからです。
ひどいことを言ってしまった後、「嫌われたかな?」と自己嫌悪に陥ることはよくあります。
そして、嫌われたかもしれないと怖くなって謝ることもよくあります。
逆に、ひどいことを言われたケンカのあと「なんであんなひどいこと言ったの?」と聞きたい気持ちをぐっと我慢していると、「あんなこと言ってごめんね。」と謝ってくれることが多いです。
自分が大切にしている人を傷つける言葉を言った本人が一番傷つくんです。
3、険悪な雰囲気になった時、先に普通に話しかけた方が勝ちというルール
私たちのケンカは長くても1時間以上続くことはありません。
内容もしょうもないことなのですが、言い合ったあとは口をきかなくなります。
お互いに話かけない時間があります。
それは感情を落ち着かせる時間です。
「何を言っても火に油を注ぐだけ」の時間を過ぎ去るのを待ちます。
今言うのと、10分後に言うのでは全く効果が違うということに気がつきました。
そして暗黙のルールがあります。
沈黙になってから、どちらかが何事もなく話しかけたら、話しかけられた方は態度を普通にします。
これは作ったルールではなくいつのまにかそうなりました。
先に普通に話しかけられたら、なぜか負けた気分になります。
心の整理をして、イライラを落ち着かせてからじゃないと普通に話しかけることはできないので、以外と勝つのは難しかったりします。笑
4、別行動は絶対にしない
旅する中でどんなに喧嘩してもどんなにムカついても、別行動をするということはしません。
ちょっと一人で出かけてくる。ということもしません。
理由は、心配だから。相手に心配をかけたくないから。
トイレとシャワー以外は常に一緒にいるので時には離れたくもなります。
1人になりたい時もあります。
でも、ここは日本ではなく海外。
お互いの親に心配かけて旅することを選んでいるので、自分たちだけの問題ではありません。
夫に何かあったらツラいです。
もし自分になにかあったら夫を悲しませます。
一人で旅をしている時よりも責任感がかなり強くある気がします。
別行動できない状況にあるので仲直りするしか道はないのかもしれません。笑
まとめ

ケンカをすることに魅力を感じるようになってから、ケンカすることも仲直りすることも意味があると思えるようになりました。
これからもきっと毎日ケンカして仲直りして、自分にはない相手の魅力を知っていきたいと思います。
最後まで読んでくれてありがとうございました!