旅を始めて
こんなにムカつきを感じたことは初めて
詐欺ワールドの中で
みんなグルになって
もうやめることはできない。
お金を支払うしか道はない。
そんな世界に巻き込まれる。
こんな胃が煮え繰り返るような
感覚になったのは初めて。
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現在何位!?
写メ)車も通らないスーダンの首都AM5:00
スーダンのハルツームから
カッサラ行きのバスが出ている
Mina al berri バスターミナルについた途端
すごい数のスーダン人に囲まれる。
ゴリラの集団が
一気に押し寄せてくるような
すごい勢いでやってくる。
一瞬でわかる。
…みんなお金の目をしている。
「where?where?」
「where?where?」
「where?where?」
すごい勢いで
すごい数の人が聞いてくる。
みんなお金の目をして。
こう感じた時
基本私たちは頼ることをしない。
「No thank you」
とだけ言って
明らかにその人たちから
遠ざかる。
だけど
口では説明できないほど
もっっっのすごいしつこい。
入り口へ向かおうとすると
彼らは入り口を塞ぐ。
チケットを買おうとすると
彼らはチケットカウンターを塞ぐ。
そして
大人数で
ウワーーーー!と
「where?!!!!!!」
「kasarra?kasarra?kasarra?」
しかも
いい人そうな顔をして。
目はお金なのに。
カッサラまでいくバスが出ている
このバスターミナルは
朝の5時頃から賑わっている。
でもそれは
ほとんど乗客じゃなくて
謎の勧誘の人たち。
入り口の警備員さんも
チケットカウンターのおじさんも
すごく優しい顔をしている。
だけど
この勧誘の人たちに
すべての道を塞がれる。
このバスターミナルは
バスターミナルに入るための
入場料がかかる。
正規の値段を知りたいから
入り口付近に並んでいる人に
入場料いくらか聞いても
「555555555555555555555!」
と彼らが
覆いかぶさって言ってくる。
これだよこれ!
と自慢げに
持っているお金を見せてくる。
チケットカウンター。
チケットカウンターのおじさんに
カッサラまでのチケットはいくらか尋ねる。
でも
おじさんが料金を言う前に
彼らが
覆い被さってくる
「210ポンド!!!」
私「too expensive」
写メ)チケットカウンターの前に立っているのは
お客さんではない。
その間
チケットカウンターのおじさんは
ポカンとした表情をしている。
このやりとりで
意外にあっさり値下げをしてくれて
150ポンドでチケットを買うことができた。
2人分300ポンドを渡し
チケットを2枚渡してくれた。
チケットカウンターのおじさんは
お金を受け取ることも
チケットを渡すこともしていない。
すべて彼らがする。
そして彼らは
とんでもないことを言ってくる。
「このチケットにはハンコがないとバスには乗れない。
ハンコを押すのに40ポンドかかる。」
お金を支払って
チケットを受け取ってから
そんなことを言ってくる。
もう
彼らは私たちのことを
お客さんだとは思ってない。
ただの「お金さん。」
それなら行かない。
お金返してと手を差し出すと
握りしめていたお金を
ポケットにしまう動作をしながら
「No」と彼らは言う。
いつも
私か大地くん
どちらかがムカついても
どちらかは冷静でいる。
そんなことが多かった。
だけど
今回のスーダンのバスステーションでの
彼らの言動には
2人とも冷静では
いられなかった。
彼らの言いなりに
なりたくなかった。
まぁいいかって
思えなかった。
彼らのお金の目を見て
世界が汚すぎて見えた。
言葉が通じないからこそ
何かを伝えたかった。
納得いかなかったから
お金を返してと言い続けたけど
絶対に返してくれなかった。
私はムカつきすぎて
近くのベンチに座る。
大地くんは続けて話している。
あたりを見渡すと
お客さんが入ってきたと思ったら
お金の目をしたゴリラさんたちが
オラオラとお客さんに迫る。
写メ)なんか違う世界にいる気がした。
そして時には
何かが気に食わなかったのか
ゴリラさん同士で喧嘩が始まる。
ここは詐欺ワールド。
そんな時
大地くんがいる方から
叫び声が聞こえる
「police!police!!!!」
誰かが警察を呼び始めた。
大地くんに何があったーーーー!!?
私もびっくりして
すぐに大地くんを探す。
ん?
なんか聞いたことある声。
あッ。
叫んでたの大地くんでした。笑
ムカつきすぎたのか
この詐欺ワールドの中で
ポリーーース!と叫ぶ大地くん。
これは
さすがの私もおもしろすぎて
一人で笑った。笑
(今でも思い出し笑うほど面白かった…笑)
結局
大地くんが一旦戻ってきて
私がもう一回抗議しにいくと
アッサリ無料でハンコ押してくれて
(女性には強く言えないのか?)
バスに案内してくれた。
これでやっと
バスに乗れる。
そんなことを思っていたら
彼ら
なんて言ってきたか…
「荷物代40ポンドね。」
彼らはバスまで着いてきて
運転手さんにまで何かを伝える。
どうにかしてでも
私たちからお金を
取りたいみたい。
もう疲れる。
何この世界。
ここでもだいぶ言い合ったけど
もうこれ以上続けても疲れるだけなので
40ポンド支払った。
彼らはわかってる。
こんな手口を使って
相手をムカつかせることを。
だけどそれよりもお金。
こんなにいい人ぶって
すごい目がお金!って人に
初めて出会った。
前に進むには
お金を払うしかないよ
って状況を
みんなで作り上げる。
そんなことしてゲットしたお金で
幸せを感じるのか。
すごく悲しくなる。
世界をお金が支配していることも。
人がお金に支配されていることも。
自分含め
世界はお金に支配されていると
最近感じるようになった。
でも世界のお金の価値を作ってるのは
人間なんよね。
スーダンは
すごく優しい人が多い国って
聞いて来た。
だけど
こういうことがあると
こういうことをしているのは
スーダンの全人口の
ほんの一部の人でも
スーダンって…
って思ってしまう。
そう思いたくないし
実際に出会った他のスーダン人は
本当にいい人で素敵な人たちだった。
だけど
たった数人との出会いで
その国の印象は決まってしまう。
今回の経験から感じたこと。
でも
久しぶりにめっちゃ怒って
ぶつかりあって
なんかスッキリしてたりもする。笑
バスの中では
大地くんと
なんでこんなにムカついたのか
ひたすら話し合ってた。
(こういう自問する話し合い好き。)
大地くん
相当ムカつきさに
苦しんでました。笑
さぁ
切り変えて
スーダンを楽しんでいこう。
到着したカッサラは
素敵な人だらけで
とてもとても癒されました。





みんな笑顔。
みんな挨拶してくれる。
みんなすっごく穏やか。
スーダンの旅
ここからが本番です。
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私HAPPYになります(^o^)/*
完
今日も最後まで読んでくれて
ありがとうございます!(^o^)/*