宮島キャンプ場が広島ではなく岐阜だった件|キャンプ場閉鎖で二重にショック

目次

はじめに

広島県宮島への旅行を計画している人の中には、キャンプを目的として方もいるかもしれません。実は今、「宮島キャンプ場」と検索すると、岐阜県の宮島キャンプ場が表示される事はご存じでしょうか?私自身、てっきり広島の宮島だと思ってホームページを見ていたら全く見当違いだったいう経験があります。本記事では、私の失敗体験をもとに、広島の宮島キャンプ場の現状を詳しくご紹介します。

広島の「宮島キャンプ場」を予約しようと施設を検索してみると…

10年ほど前、私は宮島の「包ヶ浦自然公園」で、仲間たちと大人数でキャンプをした楽しい思い出があります。夜には満天の星空の下でバーベキューや花火を楽しみ、日中は厳島神社の荘厳な雰囲気に触れるという、他では得られない贅沢な体験でした。あの雄大な自然の中で過ごした時間が忘れられず、久々に宮島でキャンプをしてみようと、軽い気持ちで「宮島 キャンプ場」とGoogleの検索窓に打ち込みました。表示された検索結果の一番上にあるリンクをクリックし、期待を胸にホームページを開いたのですが、思いもよらない情報を目にすることになりました。

私の記憶にない地形や見たことのない施設の正体は「岐阜の宮島キャンプ場」

私の記憶(広島の宮島)にない地形や見たことのない施設の正体は「岐阜の宮島キャンプ場」

サイトを開いて、昔の思い出とと共にキャンプ場の情報を確認してみると「何かおかしい」と感じはじめました。記憶にある施設の外観と全く違うのです。サイト上の写真を見れば見るほど、周囲の地形に違和感を覚えました。もっと海沿いであったはずのロケーションが、そこでは深い山間に位置する川沿いの風景として描かれていたからです。「ここは私の知っている広島の宮島なのか?」と思いキャンプ場の住所を確認すると、そこは広島県ではなく「岐阜県中津川市」にある「付知峡宮島キャンプ場」でした。「宮島キャンプ場と言えば広島県にある宮島のキャンプ場だろう」と勝手に思い込んでいた私は大きなショックを受けました。

衝撃の事実!広島の宮島キャンプ場は閉鎖されていた

それにしても「岐阜県の宮島キャンプ場はそんなに有名なのか?」と疑問に思い、GoogleのAIであるGeminiに質問してみました。その答えは以下の通りでした。

岐阜県中津川市にある「宮島キャンプ場」は、特に付知川(つけちがわ)の清流を楽しむファミリー層やグループに根強い人気があるキャンプ場です。
全国的な知名度というよりも、「付知峡(つけちきょう)周辺のキャンプ地」として、愛知県や岐阜県内のキャンパーによく知られた定番スポットと言えます。

「宮島キャンプ場は桟橋から離れているし、そんなに便利な場所にないから、しょうがないのかな?」と思いつつ、引き続き宮島のキャンプ場の情報を探しました。

ところが調査の結果、かつて私が利用した宮島キャンプ場「包ヶ浦自然公園」は、2024年3月末をもって閉鎖されていたという衝撃の事実が明らかになりました。さらに詳しく調べると、宮島は全域が「瀬戸内海国立公園」という非常に厳格な保護区域であり、島内の海岸や山中を含めたすべてのエリアで、キャンプやバーベキューなどの火気使用行為は全面的に禁止されているという現在の厳しいルールを知りました。かつて楽しんだキャンプは、現在の宮島では物理的に実現不可能なことだと理解するに至りました。

「宮島キャンプ場」の閉鎖と禁止の背景

「宮島キャンプ場」の閉鎖と禁止の背景

1. 環境保全:瀬戸内海国立公園の維持

宮島全域は瀬戸内海国立公園に指定されており、極めて高い環境価値を持っています。貴重な自然環境を次世代に引き継ぐため、不特定多数による大規模な開発や利用を見直し、過度な負荷をかけない「守るための管理」へと舵が切られています。

2. 火気管理:防災と景観保護のための全面禁止

宮島は世界文化遺産でもあり、手つかずの原生林や数多くの歴史的建造物が密集しています。山火事は島全体を破壊する致命的な脅威となるため、火気の使用には極めて厳しい制限が設けられています。国立公園内における山火事防止の観点から、指定場所以外でのキャンプやバーベキューは全面的に禁止されており、これは景観保護と安全確保を両立させるための不可欠なルールとなっています。

3. 観光方針の転換:レジャーから文化体験へのシフト

観光のあり方も、従来の「消費・滞在型レジャー」から、宮島本来の精神性や歴史に触れる「文化体験型」へと完全にシフトしています。

  • 滞在の質を重視:単なる海水浴やキャンプではなく、歴史探訪、島内グルメの堪能、自然散策といった、宮島にしかないコンテンツを通じて、滞在時間を長くし、深い満足度を得るためのプロモーションが強化されています。
  • 適正化への方針:老朽化したレジャー施設の維持よりも、島の格調にふさわしい宿泊環境の整備や、高付加価値な文化体験の誘致を優先し、島全体の観光消費額を適正化しつつ美しい環境を維持する方針が模索されています。

現在の宮島は、レジャーの場としての役割を終え、世界遺産としての威厳と文化的な深みを味わう「聖地としての観光」を大切にする場所へと進化を続けています。

改めて宮島の魅力をもっと楽しむ方法

改めて宮島の魅力をもっと楽しむ方法

キャンプ場という一つの拠点がなくなった現実は寂しいものですが、今の宮島には、それ以上に島全体を舞台にした贅沢な楽しみ方が用意されています。かつての焚き火を囲む時間よりも深く、この土地の歴史と自然に没入する。そんな、今の宮島だからこそ叶う「ディープな過ごし方」が今の時代には合っているのかもしれません。

宮島観光と廿日市でバーベキューで楽しむ方法

どうしても、宮島観光とキャンプをセットで楽しみたい人は、1日目は宮島の歴史を堪能し、次の日は対岸の自然豊かな場所でキャンプを楽しむ。このような贅沢なスタイルもありかもしれません。宮島口から車でアクセスしやすく、観光と組み合わせてキャンプも満喫できる施設をご紹介します。

施設名 住所 宮島からの車移動時間
岩倉ファームパーク 広島県廿日市市津田633 約30分
妹背の滝(大野自然観察の森) 広島県廿日市市大野1686 約20分
極楽寺山キャンプ場 広島県廿日市市原1453 約35分

キャンプ以上に宮島を満喫する方法

単なる観光ではない「特別な没入体験」を詰め込むことで、大満足の旅が可能です。

宮島の海を体感するアクティビティ

スポット・体験 オススメポイント
宮島シーカヤック 海の上から世界遺産を眺める唯一無二の贅沢感。
遊覧船・ろかい舟 船上から厳島神社を望む優雅なクルーズ体験。
厳島神社・大鳥居 潮の満ち引きで表情が変わる神秘的な光景。

宮島の大自然と歴史に触れる散策

スポット・体験 オススメポイント
弥山(みせん)登山 山頂からの圧倒的なパノラマ絶景と霊峰のエネルギー。
宮島ロープウェイ 眼下に広がる原生林と瀬戸内海の絶景空中散歩。
紅葉谷公園 四季の移ろいと清流のせせらぎが奏でる癒やし。

島内ならではの絶品グルメ

スポット・体験 オススメポイント
あなごめし 香ばしく焼き上げられた地元の名物グルメの真髄。
焼き牡蠣 濃厚でジューシーな、宮島でしか味わえない鮮度。
揚げもみじ饅頭 サクサク・ホクホクの食感がたまらない散策の定番。

このプランの醍醐味は、ここでしか体験できない「宮島ならではの没入感」にあります。ぜひ、あなただけの特別な宮島ステイを計画してみてください。

最後に

かつて宮島でキャンプを楽しんだ身として、その場所がなくなった事実はやはり寂しいものです。しかし、それは宮島が厳格な保護のもと、美しい景観を守り続けてきた証でもあります。

島で焚き火を囲むことは叶わなくなりましたが、今も宮島は私たちを魅了し続けています。神聖な神社仏閣の静寂、山頂から望む絶景、そして島内グルメの食べ歩き。これらはキャンプとはまた違う、その土地の歴史や自然に深く浸るような充足感を与えてくれます。

形は変わっても、宮島の輝きは変わりません。かつての思い出を大切にしながら、今の宮島にしかできない新しい過ごし方をぜひ体験してみてください。きっと、新しい宮島の魅力に心から感動できるはずです。

参考資料

本記事の作成にあたり、以下の公式サイトの情報を参照しました。

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